健康体は維持できる
脳が活性化されると、
体内から自然と健康になろうとする
メカニズムが発生します。
ホメオスタシス
聞き慣れない言葉ですが、人間には
恒常性維持機能が備わっています。
素晴らしい事ですが、大変貴重な情報です。
ホメオスタシスとは、
ストレスになりうる
外界の環境の変化に対して、
生体を安定した恒常的状態に
保とうとする仕組みのこと。
生物が、外界の条件が変動しても
体の状態や機能を一定に保つ働き。
体が生存に正しく機能するために
必要とされる体のシステム
全体のバランスのとれた状態。
この状態にあると、
体内の酸、血液、血糖、電解質、エネルギー、
ホルモン、酸素、タンパク質および、
体温の各値が体内と体外の変化に反応して
常に調整され、正常の値が保たれる。
当院が目指しているのは、
卒業出来る治療院です。
だから、脳血流に着目しています。
脳血流の改善が、ホメオスタシスに
繋がっているのです。
脳血流が滞ると、
脳の体温の上昇が起こります。
これが、体全体に不調をきたします。
NHKの番組で、あくびは脳内の体温を
下げるための防御反応だと言われていましたが、
科学的にも証明されているそうです。
吸った空気がのどの奥で血液を冷やし、
脳内へポンプのように送り出す。
それが、あくびで起こる脳への作用です。
もっと詳しく説明すると、
勉強や仕事で脳が疲れたり、
ご飯を食べて満腹になると
脳は休息モードに移行。
脳の血流量が減少して、脳の温度は低下。
このタイミングで感じるのが眠気
脳や内臓の温度が下がると眠くなるのが、
睡眠のメカニズム。
その時に、
脳が眠ってはいけない。
そう判断した時に、眠気に打ち勝つために
脳の血流量を増加させ、脳の温度を上昇させる。
眠気を覚まそうと頑張ると問題が発生。
人間の脳は、体温が39度まで上昇すると
脳機能が低下して、最悪の場合は細胞が破壊。
それを防ぐために体はまたしても温度を下げます。
このタイミングで出るのがあくび。
あくびが温度を下げる仕組み
あくびをすると空気をいっぱい吸い込みます。
その空気が喉の近くの血管が血液を冷やします。
それと同時に口を大きく開けた時に
喉の筋肉が血管に圧力をかけてポンプのように。
冷えた血液を脳に向かって送り、
温まっていた血液が脳から排出。
つまり、眠くなった時に出るあくびは、
眠らないように
一生懸命頑張っている証拠なのです。
当院での
頭蓋骨調整の時に
口を大きく開ける状態にするのは、
この原理を利用しています。
時々患者さんから、
寝る前や暇なとき
口を大きく開けたりするのは良いですか?
そう聞かれますが
大いにしてください!
そう答えます。
直感力が素晴らしいですね。
脳機能と、脳血流
これから、健康体を維持するには、脳を注目してください。
そんな時代が目の前に迫っているかもしれませんね。
真実は裏切らない。
そう願います。